営巣に向けて
先日仲良くなったヤマガラ達のために作った巣箱を、いよいよ木にかける事にしました。
一つ目は我が家の庭の杉の木。
二つ目は畑の横の松の木です。
なるべく高い位置に
我が家の庭には杉の木が二本立っています。花粉症の私にとってはあまりありがたくない杉の木なのですが、巣箱をかけるには良い木なのです。(真っ直ぐで高いから)
ポイント1高さ
低い位置に巣箱をかけるとヘビに見つかりやすいです。なるべく高い位置に取り付けてあげましょう。
民家の近くだからといって油断できません。なぜなら我が家のバルコニーの下(上の写真左)にツバメが巣を作ったのですが、そのツバメを狙って青大将が登ってきたのです。普段どこに居たのか?どこで見ていたのか?
まあ、山の中の家なのでどこに居てもおかしくはありませんが、ヘビには気を付けないといけないです。
ヘビ対策
ある程度高い位置に取り付けてもまだ心配な方は、木の幹の途中に白いレジ袋を巻き付けてテープで留めておくと良いです。ヘビに見つかってもレジ袋で滑ってしまって登って行けないのです。広めに巻き付けておくのが良いでしょう。
ポイント2巣穴の向き
次に考えるのは巣穴の向きです。南向きが良いのか?北向きが良いのか?
経験からいうと、どの向きに向けておいても入ってくれます。過去何十個と巣箱をかけていますが、巣穴の向きがダメで入らなかったという記憶はありません。北でも南でも西でも東でも入ってくれました。
なので自分が観察しやすい位置に向けて取り付ければ良いと思います。
営巣の時期(一回目)
地域によって違いはあると思いますが、我が家の周辺で最初の営巣が始まるのは4月中旬~下旬頃です。暖かくなって雪がとけた頃になるとヤマガラやシジュウカラが営巣する場所を探し始めます。
4月下旬から5月にかけて巣材を運び込み卵を産み、子育てが始まります。雛になってから巣立つまで二週間ちょっと位でしょうか。今年はしっかり観察してみたいと思います。
営巣の時期(二回目)
二回目の営巣は6月中旬頃から7月にかけて行われます。この頃は気温が高くなるため、朝から晩まで日が当たるような場所にある巣箱は少し日陰になる場所に移動しています。
また、気温が高くなるとヘビ達も活発に活動するので木の幹にレジ袋を巻き付けて予防しています。
巣箱の用意が一回目の営巣に間に合わなかったとしても大丈夫です。二回目の営巣に向けて準備しましょう。
畑の松の木にもかける
二個目の巣箱は畑の横にある大きな松の木に取り付けました。
この松の木に取り付けた巣箱には毎年必ずヤマガラが営巣します。
数年が経過して劣化してしまったため新しく作ったのです。新築です(笑)
巣箱のメンテナンス
二回目の営巣が終わった後、巣箱はそのままにしています。巣材が入ったまま冬を越します。たまに日本リスが入って冬の間に暖をとっている様なのです。
次の営巣が始まる前、3月になったら巣箱の中の古い巣材を取り出して綺麗にしておきます。すると新たな巣材を運んできて営巣が始まります。
古い巣材が入ったままだとあまり気に入らない様です。綺麗にしてあげた方が入ります。
こんな感じで庭の杉の木と畑の横の松の木にヤマガラとシジュウカラ用の巣箱を取り付けました。
営巣が始まったら様子をアップしたいと思います。