シンプルイズベスト

インコ類と暮らしてきていくつかケージ(鳥小屋)を買ってみましたが、最近のヒットはHOEI(ホーエイ)35手乗りホライズンというケージです。

今までだったら天井がアーチ状になっているかわいい感じの物を選んで買っていましたが、HOEI35は真四角で飾り気もありません。

しかし、無駄を省きつつ使い勝手が考えられているこの製品は特に「オカメインコの一羽飼い用のケージ」として一番良い物だと感じています。

考えられている使い勝手

このケージを使い始めて1年半が経過しました。今まで使っていて気に入っている点や工夫している点や、改良して欲しい点などをまとめましたのでご覧ください。

一羽飼いでまあまあの広さ

オカメインコの尾羽(しっぽ)は結構長いので、小さなケージで暮らしていると傷んでしまいがちです。

HOEI35手乗りホライズンの寸法を測ってみました。

およそ高さ53cm 横幅34cm 奥行40cmです。(突起部分を含めてのサイズなので設置の参考にしてください。)

奥行きの方が長くなっているのでオカメインコが餌を食べる時などに尾羽が当たりません。

翼を広げた時にもギリギリ大丈夫なサイズだと思います。

実際これ以上大きなケージだと置き場所にも困ってしまうかもしれません。

こんな風に出窓に置くとちょうど良いサイズ感になっています。

※二羽飼いだと厳しいですので大きなサイズのHOEI46オカメをお勧めします。

また、以前はラックを作ってセキセイインコのケージと重ね置きをしていました。(セキセイインコ用はHOEI21手乗りです。)どちらも四角くてスペースが無駄にならなくて良かったです。

天井が開く

日々のお手入れにも以外と楽チンな天井開きの機能。奥の汚れをウエットティッシュでサッと拭きたい時などに重宝しています。

天井の半分がパカッと開いて大きな開口部が出来上がります。

改良点1 糞受けの設置

自分で改良した点として糞受け用の塩ビ板を設置しました。オカメインコは糞をする場所がほぼ決まっているため、塩ビ板を差し込んで糞を受けてしまうとトレイが汚れる事はありません。

ピースケ君の場合は出入り口付近と奥の就寝場所の二箇所です。

こんな風に糞をする場所に糞受けを作って差し込んでいます。

こちらは就寝場所の下です。

糞が溜まったらこの糞受けを引き出して洗って戻すだけです。トレイを引き出して外水道で水洗いする回数が激減して掃除がとても楽になりました。

朝の忙しい時間に掃除をするのは大変ですが、かなりの時間短縮になっています。

深めの引き出しトレイ

引き出し式のトレイは糞切り網が一緒に引き出せるタイプなのでお掃除がとても楽です。そのまま外の水道に持って行ってジャーっと洗ってしまえばOK。

※以前は糞切り網を使っていたのですが、塩ビ板の糞受けを作ってから糞切り網の必要が無くなったため使っていません。

ここに落ちるのは餌を食べたあとの殻のみです。(たまに糞が落ちますがわずかです。)

引き出しトレイごと外に持って行ってパンパンと払えば終わりです。こちらもかなりの時間短縮になっています。

そして敷き紙はA4コピー用を横にして二枚。少し重ねて置いて真ん中をセロテープで止めるだけでOKです。

不要になったA4コピー用紙がちょうど置けるサイズになっているのも使い勝手が良い点です。

お立ち台になる出入り口

手乗りシリーズの特徴として大きな出入り口があげられます。

扉を開くとご覧の通り。待ってましたと出てきます。T字の止まり木はお気に入りで、一旦ここに止まってから様子を見てから出てきます。

先端まで出てきてここで様子を見ることもあったため、丸棒をセロテープで固定してあげました。(金網につかまっているのもかわいそうだったので。)

HOEI35手乗りホライズンの大きな開口部は、出入りが楽なだけでなく開くとお立ち台としても機能します。ここを踏み台にして飛び立ちます。

しばらくここで羽繕いをすることもあります。

居心地が良いのだと思います。

ケージに帰る時も一旦ここで着地してから帰って行きます。

殻の飛び散り防止

餌鉢には巨大なカバーが付いていて殻の飛び散りを防止出来るのですが、その上に上って糞をして汚してしまうため外しています。

その代わり、網目の間にクリアファイルを切って挟んで飛び散り防止としています。

これで外に飛び出す殻の数が大幅に減りました。

網が横網

オカメインコはクチバシで網を噛みつつ足も使ってケージの中を移動します。ケージの網が横網になっていると移動がしやすいのです。これもHOEI35手乗りホライズンの特徴です。

ちなみに普通のHOEI35手乗りは縦網仕様です。ホライズンと付くのが横網仕様です。

安全な銀色メッキ(3価クロム)

網を噛みながら移動するオカメインコですが、メッキの種類によっては有害です。HOEI35手乗りホライズンは3価クロムメッキですので安全です。

パーツが買える

メーカーのホームページを見るとパーツが揃っています。アマゾンでもパーツが買えます。例えば経年劣化でプラスチックのパーツが割れちゃってもそれだけ購入することが出来るのはありがたいですね。長い目で見るとコスパが良いと思います。

ちなみに「豊栄金属工業株式会社」(ホーエイ)は愛知県にある会社で、ペットのケージなどを専門に作っている会社です。自社工場で生産出荷しているとの事。正真正銘のメイドインジャパンです。

イマイチな点

T字の止まり木が付属していれば文句無しです。ピースケ君はとにかくT字の止まり木で過ごすことが多く、ここで歌ったりモノマネをしたりしています。きっと他のオカメインコ達も同じなのではないでしょうか。T字の止まり木が付属してくれないかなあ。

次に、作りがしっかりしているがためにズシリと重いたいです。実は新型コロナウイルスが流行する前はこのケージのまま車に乗せて一緒に出勤していました。ピースケ君はアニマルセラピーに大活躍だったのです。

まあ、重いけど作りがしっかりしている安心感はありますので帳消しですね。

私が使っているオカメインコのピー助君のケージ「HOEI35手乗りホライズン」の紹介でした。