懐きやすい鳥
我が家では子供達が小さい頃からセキセイインコと暮らしてきました。写真を探してみると2005年に家に居たセキセイインコ達が出てきました。
飼育用の水槽から顔を出しているところで、まだ中雛くらいでしょうか。みんなで交代で餌をあげて育てた思い出があります。
野生のセキセイインコ
野生のセキセイインコはオーストラリアの草原地帯に集団で生息していて、種子や草などを食べて生活しています。広い大地と大空を自由に飛び回っているのです。
原種に近いセキセイインコは頭、胴体、翼、尻尾まで黒い模様が入っているのが特徴です。色は、緑、黄色、青、白をはじめ、微妙に色が混ざり合ったパステルカラーっぽい綺麗な鳥も居ます。
日本で見られるセキセイインコは日本で世代を重ねた個体なので、日本の気候にすっかり慣れていると言えるでしょう。
暖かい地方では野生化したセキセイインコの群れを見ることができます。東京でカラフルな鳥の集団を初めて見たとき、驚いた記憶があるのです。
寒い地方では逃げ出したセキセイインコは冬を越すことができません。気温がマイナスになる様な地域では死んでしまいます。東京でも気温がマイナスになる日はありますが、どこか暖かい場所を見つけて逃げ込んでいるのではないかと思われます。
家で飼う時も気温が10℃以下にならない様に管理してあげないと風邪をひいたり弱ってしまいますので注意しましょう。
セキセイインコの性格
雛の頃から人の手で育てられたセキセイインコはとても人懐っこくて、手を出せばすぐに乗ってきます。そんなセキセイインコ達はいろいろな事に興味津々です。
おしゃべり上手
自分の名前を覚えたり、人の話す言葉を覚えたり、電子音（電話の音やタイマーの音）をモノマネしたりします。一羽で飼っていると人間がお友達になるのでおしゃべりセキセイインコになりやすいです。
また、男の子の方がおしゃべりが得意な傾向にあります。女の子でも自分の名前を覚えたり、簡単な単語を話す事が出来たりします。
不得意な個体もいますので絶対ではありませんが、おしゃべりはセキセイインコ最大の魅力といってもいいでしょう。
逆に人馴れしていないセキセイインコは慎重で、警戒していて鳥かごから外に出ようとしまない個体も居ます。ペットショップで長年売れ残って大人になってしまった個体など、お迎えしても全然慣れてくれないのです。
私の知り合いの方の話です。さし餌をするのは自信がないので大人のセキセイインコを買って来たのですが、全く慣れてくれなくて鳥かごの中から出てきません。毎日餌を食べてうんちをするだけの鳥になっています。
子育て上手
我が家で暮らしていたセキセイインコ達ですが、子育てがすごく上手な夫婦が居て、どんどん増えてしまい家の中で飼えずに外に大きな鳥小屋を作って飼っていました。
冬場はヒーターを入れていましたので電気代が結構かかりました。
子育てが上手な個体がいるとどんどん増えてしまいます（笑）
増えたインコ達は手乗りにして、子供達の友達や私の友人知人にもらってもらいました。もらい手がない場合はつがいで飼わない方が良いと思います。
気が強い一面もある
小さくて可愛らしいセキセイインコですが、気が強い一面もあります。
最近お迎えした二代目ピコちゃんは、オカメインコのピースケ君が遊んでいると、上から舞い降りてピースケ君を追い払って自分が遊び場を独り占めします。ピースケ君が肩に止まっていると追い払って自分が止まろうとします。結局優しい性格のピースケ君は場所を譲って他の場所へ。
相手が自分より体が大きくても関係なし。
初代ピコちゃんはボタンインコに戦いを挑んでいました。結局負けてしまうのですがそれでも挑んでいました。
縄張り意識が強い
自分の鳥かご（ケージ）は絶対です。
ここに他の鳥が入ったもんなら大騒ぎ。放鳥中にセキセイインコのケージの入り口にボタンインコが止まったら大喧嘩になりました。
また、私が掃除のために手を入れても怒られます。自分の場所は絶対なのです。
生態性格まとめ
セキセイインコは日本で世代を重ね、日本の気候に慣れているためとても飼いやすい小鳥です。
雛の頃から育てると人間に慣れてべったりになります。また、人間の言葉を覚えておしゃべりするのも魅力です。
ペットショップで売られている値段も他の鳥と比べたら安いのも魅力です。
例 近所のホームセンターでの値段
オカメインコ25,000円〜40,000円程度
ボタンインコ 15,000円から20,000円程度
コザクラインコ15,000円から20,000円程度
セキセイインコ 5,000円程度
（街のペットショップでは2,500円程度）
気が強い一面もありますが、可愛さの方が断然上なのです。セキセイインコが居ると家の中の雰囲気がパーっと明るくなる様です。
これを機会に一羽飼ってみてはいかがでしょう。
セキセイインコのあれこれをまとめたページはこちら。
