代表的品種

オジサンオジサン

オカメインコといえばクリーム色の体に黄色い頭、トレードマークのオレンジのほっぺの「ルチノー」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

オカメインコのルチノー(ピースケ君)

我が家のピースケ君はルチノーです。

実は私もオカメインコに詳しくなかった頃は、これがオカメインコって鳥だと思っていましたしこれしか居ないと思っていました。

ところがです。いざ一緒に暮らそうと思って調べ始めたところ、ものすごい種類のオカメインコがいる事を知り驚いたのです。

ノーマル種

野生のオカメインコはオーストラリアの内陸部に生息しています。その野生と同じ色合いのオカメインコが「ノーマル種」です。

オカメインコ ノーマル種(PhotoACさんより)

オスは顔と頭が黄色くてほっぺのオレンジが鮮やかです。

メスは顔と頭も灰色でほっぺのオレンジも少しくすんでいます。また、尾羽の裏に縞模様が見られます。

日本国内で世代を重ねてはいますが、原種に近いオカメインコで病気にも強く飼いやすいとされています。

ルチノー

ノーマル種のメラミン色素が抜けて羽が黄色〜クリーム色になった種類です。目は赤いぶどうの様な色をしているのが特徴です。

品種が固定されてから長いので安心ですし、ノーマルと並んで手に入りやすい品種なのでオススメです。

オカメインコのルチノー(ピースケ君)

※時に、ルチノーは視覚に異常が発生する事があると言われています。音に異常に反応する場合は視力が弱い可能性があるそうです。

ピースケ君は音に異常な反応はしませんし、遠くの木に止まったカラスを見つけては、私に助けを求めて来ますのでしっかり見えています。

あと、頭にハゲがあります(笑)これもルチノーの遺伝的特徴だそうです。確かに、ピースケ君の冠羽の下はおハゲになっています。栄養剤を飲んでいるからおハゲが無くなればいいなあ。なんて思っていましたが全然変化ありませんでした。

ピースケピースケ

ちょっと!おハゲおハゲと言わないでよ。

自分だってオッサンになって薄くなってきて悩んでるくせに。

オジサンオジサン

すみません。

ホワイトフェイス

特徴的なほっぺのオレンジが無い種類になります。

オカメインコ ホワイトフェイス(PhotoACさんより)

赤と黄色を発生する色素が欠けて誕生したのがホワイトフェイスです。

オスは体がグレーで顔や頭は白くなります。メスは顔もグレーで尾羽の裏に縞模様が出ます。

ほっぺが白くてもオカメインコです。これはこれで綺麗ですが、なかなかお目にかかれません。私は実物を見た事がありません。

ホワイトフェイスの中にもいろいろな種類があって、もう何が何だかわからない状態です。

その他の種類

その他にも多くの品種がありますが、本の中の写真でしか知りません。

✔︎ アルビノ

全身真っ白なオカメインコです。ルチノーのオスとホワイトフェイスのメスを掛け合わせるとメラミン色素とシッタシン色素が欠けた真っ白いオカメインコになるそうです。

もちろん実物を見た事はありません。

✔︎ シナモン系

体色にシナモン色(薄い茶色)が出現します。灰色になる部分が茶色になるわけです。

こちらも見てみたいのですが、見た事ありません。

品種まとめ

オジサンオジサン

普通にペットショップで見かけるのがノーマル種とルチノーです。この二種類は入手しやすいと言えますし、代表的品種です。

よっぽど変わった品種が欲しいのでなければオススメはノーマルとルチノーだと思います。

参考文献 すずき莉萌さん著 「オカメインコ完全飼育」 誠文堂新光社