驚かさない

オカメインコと暮らすにあたって気をつけたい事の一つが「オカメパニック」と呼ばれている特有なパニック症状があります。

我が家のピースケ君は割と肝が座っている様子で、めったにオカメパニックを起こす事はありませんが、ネットで検索するとちょっとした事でパニックを起こしてしまう個体もいるみたいですね。

そんなピースケ君ですが、珍しくオカメパニックを連発してしまいましたので原因を探り、対策を家族に周知しました。

※オカメパニックを起こしている時に写真を撮る余裕はありませんので文字だけになります。

ピースケ君のパニックの原因

ケージの中でパニックを起こすと出血や骨折などの怪我の元になってしまいます。放鳥中だと壁や窓に激突してしまい、運が悪いと死んでしまう事も。気をつけてあげたいですね。

その1 テレビのカラスの声

夕食後、ピースケ君を放鳥している時に動物系のバラエティー番組を見ていました。そしたら居間で一人遊びをしていたピースケ君が急にパニックを起こして部屋中を飛び回りました。どうした?って思ったらTVの中でカラスが「ガーッガーッ」と鳴いたのです。

人間に育てられたオカメインコなのに「カラスは危ない奴」だと本能的にわかるのでしょう。

急いでテレビを消して「大丈夫大丈夫」と声かけをして肩にとまらせて落ち着かせました。

カラスが登場しそうなシーンではテレビを消すのが良さそうです。

その2 テレビの鷹の声

今度はピースケ君の就寝中に遮音箱の中で暴れている様子が。

夜は合板と断熱材で作った遮光・遮音・断熱を兼ねた就寝箱の中にケージごと入れて、廊下の静かな場所で休ませているのですが箱の中でパニックを起こしてしまったようです。

急ぎ落ち着かせるため廊下の照明をつけ「どうした?大丈夫だよ。」と声かけをして落ち着かせました。

この時の原因は自然系のドキュメンタリー番組に出ていた鷹の声だった様です。「ピーッ!」と甲高い声が就寝箱の中まで届いてしまったのでしょう。

また、ライオンが狩りをしている時の「ガーッ」と言う声にも反応してしまいました。

オカメインコに限った事ではありませんが、かなり耳は良いですね。

対策としてテレビの音量を下げる事や、テレビの音が届かない場所で休ませる事が良いですね。

その3 窓の外のカラス

我が家の周辺は畑と山が広がっていて広々しています。

ある日、放鳥中に急にパニックを起こしたのですがその原因は窓の外のカラスでした。

裏の畑に舞い降りたカラスを発見してビックリして飛び回った様です。距離は離れていましたがさすがに鳥です、目も良いですね。

対策として、カラスが舞い降りる畑側の窓はレースのカーテンで外が丸見えにならない様にしています。

やはりカラスは敵、怖い、危ないと本能的に理解しているのですね。ちなみに窓の外の餌台にやってくる雀・山雀・四十雀・ムクドリや鳩などは全然平気で家の中から眺めています。

一般的に弱いとされる事

ネットで検索して出てくるオカメパニックの原因は主に光と音の様です。

その1 光に弱い

就寝中に外部から入ってきた光に驚きパニックを起こしてケージの中で暴れまわる事があるそうです。外を走る車のヘッドライトとか、廊下を歩くために照明をつけたとか。

対策としてはケージごと箱の中に入れて遮光してあげるとか、毛布をかぶせるとかして光を遮ってあげると良いです。窓際に置かないのも予防になります。

・音に弱い

例えばフローリングの床に物を落としたとか、お皿を割った音とか。大きな音がきっかけでパニックを起こしてしまう様です。

就寝中に人が歩くだけでその足音に驚いてしまう個体もいるそうです。

ピースケ君の場合はテレビのカラスや鷹の声に反応しました。これも音ですね。

・夜中の地震

夜中にグラッと来たら人間だってビックリしてしまいます。

地震でパニックを起こしてしまうオカメインコも多い様です。地震が収まったらまずはオカメインコの様子を確認してあげた方が良さそうです。

パニックをおこしていたら声かけをして落ち着かせましょう。

オカメパニックは習性によるもの

野生で暮らしているオカメインコの習性として、敵と遭遇したり命の危険を感じた時は「とにかく逃げる」のだそうです。戦うよりも逃げる事を最優先して命を守るのです。

セキセイインコもボタンインコも結構気が強くて、気に入らなければ相手を攻撃していましたが、オカメインコは攻撃される事はあっても自ら攻撃していく事はありません。

そんな優しい性格もあってか「逃げる事」最優先なのでしょう。

オカメパニックまとめ

セキセイインコやボタンインコではこの様なパニックは経験していませんが、オカメインコは気をつけてあげないとパニックを起こしてしまいます。

ケージの中でパニックを起こすと出血や骨折の原因になります。

放鳥中にパニックを起こすと壁や窓に激突してしまい、最悪命を落としてしまうかもしれません。

オカメインコは音と光の刺激に弱いです。特に夜間は箱に入れるとか、カバーをかけるなど気をつけてあげると良いと思います。

もしも怪我をしてしまったらすぐに獣医さんに診てもらいましょう。

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